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2018/12/28

火力発電所に風力発電、10mの落差で430世帯分を発電する小水力発電所も【スマートジャパン】

2018年12月26日更新
再生可能エネルギー電源の開発を進めている中部電力が、風力発電所と小水力発電所の新設を決定。2カ所の合計で、年間9640トンのCO2排出量の削減効果を見込む。

 中部電力は2018年12月、愛知県田原市の渥美火力発電所構内に「渥美風力発電所(仮称)」の建設を決定したと発表した。最大出力7400kW(キロワット)の風力発電所で、年間発電量は一般家庭約6000世帯分の年間使用電力量に相当する約1900万kWh(キロワット時)を見込む。2020年度の工事着工、2021年度の運転開始に向けて、2019年度より準備工事に着手する予定だ。なお、CO2削減量は年間9000トン程度を見込んでいる。中部電力は低炭素電源の開発に注力しており、同月には静岡県川根本町に「大井川水力発電所」の維持流量放流設備の未利用落差を利用する「いちしろ水力発電所」の建設も発表している。

 同水力発電所は、約10.6メートルの有効落差を利用して発電する最大出力160kWを出力する維持流量発電所。一般家庭約430世帯分の年間使用電力量に相当する約135万kWhの年間発電量を見込み、2020年度に工事着工し、2021年度に運転開始する予定だ。なお、CO2削減量は年間640トン程度を見込む。
 水力発電は安定した発電電力量を期待できるため、中部電力では引き続き、一般水力や維持流量発電所の開発に取り組む方針。さらに既設水力発電所の設備改修による出力および発電電力量の向上についても計画的に行うとしている。

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1812/26/news041.html

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