2014/07/24
台湾の農村振興に携わる「台湾農田水利会連合会」の職員19人が23日、美馬市を訪れ、同市脇町の夏子ダムに県が整備している小水力発電設備などを見学した。
連合会の職員は10月の稼働に向けて完成した発電設備に興味津々の様子で、設備の概要などを次々と質問。県西部県民局の担当者が河川環境を保つために放流する維持用水を利用し、最大29キロワットを出力できることなどを説明した。連合会の会長は「学んだことを台湾での技術向上に役立てたい」と話した。
連合会は農業用水の利活用を学ぶため1994年から毎年2、3回のペースで訪日しており、美馬市には初訪問。22日に来日した一行は、28日まで兵庫や高知などの小水力発電設備を視察する。
【写真説明】県が整備している小水力発電設備を見学する台湾農田水利会連合会の職員
(右側)=美馬市脇町の夏子ダム