2014/04/28
電力を自前でつくる喜びや大切さを地域の子どもたちに知ってもらおうと、小田原市の片浦地域を拠点に活動しているコミュニティー組織「片浦食とエネルギーの地産地消プロジェクト」(世話人・帰山寧子さん)に小型の小水力発電機が寄贈されることになり、セレモニーが27日、同市根府川の片浦中学校跡地で行われた。
寄贈したのは、上坂博亨(ひろゆき)・富山国際大学教授(地域エネルギー学)の研究室。原発に頼らないライフスタイルを提案するために小田原で先月開かれたイベント「おひさまマルシェ」に発電機が展示されたことがきっかけで、上坂教授が寄贈を申し出た。
発電機には長さ約1メートルの羽根があり、水が流れると回って発電する。出力は最大5ワット程度だが、蓄電することで20ワットの電球を点灯させることもできるという。
同プロジェクトでは今後、白糸川の中流付近にある公共の宿「離れのやど星ケ山」敷地内に発電機を設置し、地元の小学生の環境学習などに活用する予定。
上坂教授は「発電機は富山の子どもたちが組み立てたもの。羽根はペットボトルのキャップを再利用している。発電量は少ないが、小田原の皆さんにも自分の力で電気をつくることができるということを実感してほしい」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140427-00077916-kana-l14
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