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2014/01/26

小水力発電所着工 水道用水利用は宮城県内初 仙台・茂庭【河北新報社】


馬越石水力発電所となる調整池の地下施設内部。右側の送水管に発電機が取り付けられる

 水力発電事業のアクアパワー東北(仙台市)は、仙南・仙塩広域水道の高区調整池(同市太白区茂庭)に設置する小水力発電所の工事に着手した。名称は「馬越石水力発電所」で、7月に運転を始める予定。水道用水を使う小水力発電としては県内初の施設となる。

 発電所は上流の南部山浄水場(白石市)との高低差を利用。調整池への送水管に発電機を取り付ける。総事業費は約2億5000万円。
 計画出力は250キロワットで、年間発電量は一般家庭550戸分の使用量に当たる186万キロワット時を見込む。全量を東北電力に売電する。
 アクアパワー東北は東北電力グループの東北発電工業など5社が出資し設立された。県の公募を経て昨年7月、事業運営者として県と協定を結んだ。契約期間は20年で、利益の中から年間約570万円の賃貸料を県に支払う。
 24日に現地であった起工式には関係者約20人が出席した。同社の小泉俊夫社長は「無事に運転を開始できるよう努めたい」とあいさつ。橋本潔県公営企業管理者は「再生可能エネルギー普及の先導的な役割を担ってほしい」と期待した。

www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140126t12019.htm

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