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2019/05/08

長野、奥裾花自然園 電力「地産地消」に【信濃毎日新聞】

2019年5月8日掲載

長野市はこのほど、同市鬼無里の奥裾花自然園で、園内に整備した再生可能エネルギー施設の完成式を開いた。園内の食堂や売店は、これまで使ってきた自家発電のディーゼル発電機から、新たに完成した小水力発電などに切り替えた。市は施設の導入によりエネルギーの「地産地消」のモデルとしてPRしたいとしている。総事業費は1億5500万円。

 同市は2013年度、同園の再生可能エネルギー施設の整備計画作りに着手。昨春までに太陽光発電(最大3・6キロワット)と廃食用油を使うバイオディーゼル発電機(同13キロワット)が完成し、電力の供給を始めた。園内にある人工池を利用した小水力発電(同2・6キロワット)は昨年10月末に完成し、この日、導水管に水を引いて発電を開始した。

 一連の再生可能エネルギー施設は、食堂や売店のほかに園内の観光センターやトイレなどの電力を賄う。完成式には地元住民や市担当者ら約40人が参加。鬼無里地区住民自治協議会の有沢二三明会長は「(施設が)完成し非常にうれしく思う」とあいさつ。加藤久雄市長は「自然の力で電力を供給でき、地域にとっては画期的だ」と話していた。

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190508/KT190429GBI090001000.php

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