2015/02/12
水力発電のシステムや水車の開発を手掛ける東北小水力発電(秋田市新屋町)は、県産業技術センターと共同で、発電効率を高めたプロペラ式の小水力発電機を開発した。農業用水路や上水道施設に取り付け、自給用や売電、災害時の緊急電源としての活用を想定している。
開発した小水力発電機「HACHIKO(ハチコー)」は、水車のプロペラの構造を簡素化する代わり、水量に応じてコンピューターで発電機の回転数を制御することで、従来機よりも高効率な発電を可能にした。導入コストも、水車の部品を大幅に減らし約4割抑えた。3年後の年間販売10台、売上高5億円を目指す。
東北小水力発電は東日本大震災後の2011年10月に発足したベンチャー企業。