2015/02/11
東北小水力発電(秋田市)は、高効率のプロペラ式新型小水力発電装置を発売した。上水道の送水管や農業用水などの水力資源でも事業化が可能になる。他社製品より3~4割安いといい、導入費用が抑えられる。
秋田県産業技術センターと共同開発した。発電機の出力は5~200キロワット。設置箇所の落差と流量に応じ注文生産する。価格は1キロワット当たり100万円を目安としている。 コンピューターによる流体解析技術を使い、エネルギーの損失が少ない水車形状を開発した。プロペラ状の水車翼と、水を導く案内翼が可動する一般的な方式ではなく、固定型の単純構造を採用。保守管理が容易な上、価格を下げることに成功した。
昨年12月に販売を始め、3年後の年間販売目標は5億円。和久礼次郎社長は「全国に1500ある水道事業者を中心に、土地改良区や自治体などに売り込む」と話した。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150211_42030.html