2014/05/20
萩市川上の小水力発電所「萩市相原発電所」が19日、稼働した。県営で初めての再生可能エネルギー固定価格買取制度による発電所。中国電力に1キロ・ワット時当たり34円で売電する。
県企業局によると、同発電所は阿武川の中下流域に位置。調整池の相原ダムの落差と放流される水の一部を活用し、年間32万8000キロ・ワット時(一般家庭90戸相当)を発電する。年間の売電額は1100万円を見込んでおり、維持管理費を支払いながら、17年間で総事業費1億3500万円を回収できるという。
完成式典が19日、同発電所で開かれ、村岡知事や川上小の児童らが運転開始のボタンを押した。村岡知事は「再生可能エネルギーの導入を目指す県や市町にとってモデルとなる発電所」と述べた。県は宇部市にも、同様の小水力発電所の建設を計画している。
県企業局は25日までの午前10時~午後3時、同発電所の見学会を開く。問い合わせは県企業局新阿武川発電管理所(0838・21・0772)へ。
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20140519-OYTNT50616.html
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