2014/04/02
小水力発電ができる水車の展示や工作体験が楽しめる施設「三茶屋エコ・えーね館」が29日、吉野町三茶屋でオープンした。農村で水車を利用して災害時に発電する仕組みが注目されており、これまでの取り組みを情報発信しながら、地域住民の交流の場としての役割も期待されている。
雪や台風で停電が頻発する山間部の吉野町殿川地区で、水路に設置した水車で電気をまかなう取り組みを進める「町小水力利用推進協議会」が運営する。
施設内には、高さ3メートルの木製大型水車や試作したさまざまな水車の展示のほか、殿川地区での取り組みが紹介され、小水力発電について知ることができる。
カフェや地元で採れた野菜など特産物を販売するコーナーも併設。今後は、木を使って発電できる水車を作る工作体験などイベントも予定している。
協議会の竹内一会長は「観光客だけでなく、地域住民が集まって交流することで、防災能力を向上させる拠点にしていきたい」と話している。
月曜休館。問い合わせは三茶屋エコ・えーね館((電)0746・39・9167)。
sankei.jp.msn.com/region/news/140330/nar14033002050001-n1.htm
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