2014/03/14
県は12日、河川での小水力発電を促進するため選定した有望地点15か所について、12か所で5社が決定したことを明らかにした。県議会農林環境委員会で示した。12か所の想定発電量は年間約2400万キロ・ワット時で、一般家庭約6900軒に相当する。2016年度から稼働する見通し。
5社のうち2社は1事業体として選定した。いずれも水力発電や大規模太陽光発電(メガソーラー)の実績がある。事業の確実性に加え、設置や維持にあたって地元企業を活用するなどの地域貢献策を評価した。
県内の企業は水光建設コンサルタント(宇都宮市)と藤井産業(同)の2社。他は東京所在の企業だった。
12か所のうち最大規模の日光市足尾町の渡良瀬川は、年間発電量437万キロ・ワット時で、売電収入は1億2700万円と試算されている。
県は昨年12月、収益が見込める鹿沼市4か所と日光市11か所の計15か所を有望地点として公表。16事業者・団体が、14か所に計44件の応募をした。条件が折り合わなかった2か所も含め3か所は決まらなかった。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20140312-OYT8T01208.htm
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