栃木県那須野ヶ原土地改良区

那須野ヶ原土地改良区連合(水土里ネット那須野ヶ原)は、那珂川(なかがわ)上流で取水した那須野ヶ原地域の約4,500haの農地に供給するかんがい施設を管理しています。この水は農業用水として利用されるだけでなく、一部は生活用水としての利用もされています。

那須野ヶ原発電所

この用水の水を利用して、那須野ヶ原発電所を1992年に建設しました。発電した電力は農業用施設で使用し、光熱費を節約するとともに、余剰電力を電力会社に販売して水路維持費の一部として充てています。

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スペック

那須野ヶ原発電所

発電所名 那須野ヶ原発電所
河川・用水名  
発電出力 340kW
有効落差 28m
使用水量 1.60m3/s
水車型式 横軸フランシス
発電機 三相交流同期発電機
発電開始年月 1992年3月

百村第一・第二発電所

那須野ヶ原扇状地には無尽蔵に用水路が張り巡らされています。用水路の各所には、所々に落差工が設置され水の流れを減勢しながら、配水しています。2006年に落差工を利用した発電所が4箇所建設されました。それが、百村第一発電所(1基)・第二発電所(3基)です。
 この発電機の特徴は、①既存の水路の落差工を利用するため、経済的(コストダウン)、②工場で作成し、現実据え付けにより、工期が短い、③発電機運転および維持管理費が容易(メンテナンスフリー)です。この発電所で発電した電力も、土地改良施設の電力として利用されています。

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スペック

百村第一発電所

発電所名 百村第一発電所
河川・用水名
発電出力 30 kW
有効落差 2.00 m
使用水量 2.40m3/s
水車型式 縦軸カプラン水車
発電機 三相誘導発電機
発電開始年月 2006年4月

百村第二発電所

発電所名 百村第二発電所
河川・用水名
発電出力 90 (30×3)kW
有効落差 2.00 m
使用水量 2.40m3/s
水車型式 縦軸カプラン水車
発電機 三相誘導発電機
発電開始年月 2006年4月

蟇沼第一・第二発電所

那須野ヶ原土地改良区は、2009年に蟇沼第一・第二発電所の二つの発電所を建設しました。
土地改良区は、既存の水利・治水施設を利用してコスト削減をしつつ、発電所を開発することを目指しています。
そこで、この発電所では既存の開放型水路を改修もかねて、パイプライン化しました。
パイプラインは、既存の水路にそのまま埋設させることで簡易化・短期化しました。

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スペック

蟇沼第一発電所

発電所名 蟇沼第一発電所
河川・用水名  
発電出力 360kW
有効落差 29.11 m
使用水量 1.60m3/s
水車型式 横軸フランシス
発電機
発電開始年月 2009年2月

蟇沼第二発電所

発電所名 蟇沼第二発電所
河川・用水名
発電出力 180kW
有効落差 15.51m
使用水量 1.60m3/s
水車型式 横軸軸流プロペラ
発電機
発電開始年月 2009年2月

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