発電所が生まれた背景

2011年6月から稼働している蓼科発電所は、三峰川電力株式会社によって再建設された発電所です。
発電所がある蓼科高原は温泉施設が数多くあり、標高1,300mにある温泉街が賑わっていました。
蓼科発電所の前身の発電所は、標高が高く電化が進まない時勢に電力不足をまかなうために建設されました。
1954年に建設され以後約50年にわたって温泉街に電力を送り続けていました。

しかし、老朽化と維持管理費の負担などを理由に、半世紀続いた発電所は2007年に休止してしまいました。
発電所を所有していた「蓼科開発農業協同組合」は、小水力発電を復活させようと、譲渡先を探していました。
地元企業のつながりから、丸紅グループの三峰川電力株式会社と交渉が進み、2011年5月に蓼科発電所として稼働を開始しました。

フォトギャラリー

それぞれの画像をクリックすると大きく表示されます

スペック

発電所名 蓼科発電所
河川・用水名 天竜川水系 小斉川
発電出力 260kW
有効落差 64.55m
使用水量 0.53m3/s
水車型式 横軸フランシス水車
発電機 横軸三相誘導発電機
発電開始年月 2011年6月

NextContents|山梨県北杜市村山六ヶ村堰水力発電所