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2015/03/16

小水力発電理解深めて 鳥取で歴史や課題講演【読売新聞】

「小水力発電」を通して、自然との共生や地域活性化について考えるフォーラム「いまこそ、地域のお宝を再発見!鳥取の小水力発電」が15日、鳥取市富安のさざんか会館で開かれ、約60人が現状や歴史、課題についての講演に聴き入った。
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20150315/20150315-OYTNI50052-L.jpg
小水力発電の取り組みなどが紹介されたフォーラム(鳥取市のさざんか会館で)

自然エネルギーの普及などに取り組む団体「市民エネルギーとっとり」などが、環境への負荷が少なく、地域活性化の可能性を持つ小水力発電への理解を深めようと企画した。
中国小水力発電協会事務局で、JA広島中央会の土井崇司・小水力発電担当課長が「中国地方の小水力発電~その歴史と現状~」と題して基調講演。中国地方 に100程度あったとされる同協会会員の小水力発電所は現在53か所まで減少。ほとんどの施設が60年以上稼働し、修繕や改修を行いながら運用しているこ とや、売電価格の安さもあって普及が進まない現状を説明した。
一方、小水力発電を導入した岐阜県郡上市の石徹白(いとしろ)集落の取り組みを支援しているNPO法人・地域再生機構の野村典博副理事長は、集落の住民 が費用を出し合い、自ら建設や維持管理を行っていることを紹介。活動は注目を集め、人口約250人の集落に全国からの視察、若者の移住が相次ぐなど、活気 を取り戻しつつあることを報告した。
参加者からは「小水力発電は、住民に身近で地産地消ができる方法として魅力的」といった声が聞かれた。
2015年03月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

http://www.yomiuri.co.jp/local/tottori/news/20150315-OYTNT50226.html

2015/03/13

【鳥取県】いまこそ、地域のお宝を再発見!鳥取の小水力発電(3/15開催・鳥取県)

鳥取の豊かな森と、その森が生む水の恵み。
この大いなる自然の力を借りて、住民が営む小水力発電は、農山村地域の生活文化の向上に60年以上前から活用されてきました。
古くて新しい、小水力発電を通して、自然と共生する暮らしや、電気が人々の共同のものであることを、一緒に考えてみませんか?

【日 時】
平成27年3月15日(日)13:30~16:30
※資料代200円

【場 所】
さざんか会館2階 アクティブとっとり会議室

【内 容】
○基調講演 「中国地方の小水力発電~その歴史と現状~」
講師 土井 崇司氏(中国小水力発電協会事務局長、JA広島中央会)

○地域の取り組み
・次世代につなぐ鳥取の宝「小水力発電」
講師 杉原 義人氏(鳥取県小水力発電協会会長、天神野土地改良区理事長)
・自然エネルギーと地域自治~石徹白(いとしろ・岐阜県)の挑戦~
講師 野村 典博氏(NPO法人 地域再生機構 副理事長)

○パネルディスカッション 「小水力発電から地域の未来を考える」
・コーディネーター  藤田 充 (NPO法人賀露おやじの会)

【主 催】
市民エネルギーとっとり、NPO法人賀露おやじの会

【申込み・問合せ先】
070-5554-5813 〔市民エネルギーとっとり〕

詳細はこちら⇒ http://energytottori.jugem.jp/

↓添付ファイル
http://www.tottori-environment.net/cgi-data/backnumber/_file/201503051240490.pdf

2013/09/06

「ゲゲゲのふるさと」を利用、鳥取で小水力発電所が完成【スマートジャパン:2013/09/06】

小水力発電はそれまで使っていなかった水の位置エネルギーを利用する優れた発電方式だ。鳥取県が主導した出力260kWの小水力発電所も、発電用途ではないダムの水を使いつつ、本来のダムの用途を損なわれないものだ。
[畑陽一郎,スマートジャパン]
 とっとり県民債「ゲゲゲのふるさと」で調達した資金などを使った小型の水力発電所「賀祥(かしょう)発電所」(鳥取県南部町、出力260kW)が、2013年9月に運転を開始した(図1、図2)。

 鳥取県企業局は工業用水道事業や埋立事業と合わせて再生可能エネルギーを生産する電気事業を進めている。8つの水力発電所(3万7400kW)の他、風力発電所(3000kW)と太陽光発電所(200kW)を各1カ所運転中だ*1)。2012年に募集したとっとり県民債の発行総額10億円のうち、1億円を再生可能エネルギー発電所の建設に利用。今回の賀祥発電所にも5000万円を投じている。

*1) この他、倉庫の屋根を利用したFAZ倉庫太陽光発電所(出力500kW、2013年10月運転開始予定)と浄水場の敷地を利用した企業局東部事務所太陽光発電所(出力120kW、2014年2月運転開始予定)を建設中だ。

 「賀祥発電所の総事業費は3億2000万円、県民債の他、公営企業債を発行することで資金を調達した。ダム関連の土地を利用したため、土地関連の出費はない」(鳥取県企業局)。土木や建物、発電機、電気工事などをそれぞれ担当する6社に建設を発注し、2012年6月に建設を開始している。今後は企業局が賀祥発電所を所有し、運営する。

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2013/09/06

県営賀祥発電所が運転開始 小水力発電は県営初【日本海新聞:2013/09/04】

運転が始まった県営賀祥発電所の発電機=3日、南部町下中谷の賀祥ダム鳥取県南部町下中谷の賀祥ダムに鳥取県が新設した小水力発電所「県営賀祥発電所」の運転開始記念式が3日、行われた。年間で一般家庭約390戸の使用電力量に当たる約140万キロワット時を発電し、約4千万円の売電収入が見込まれている。

ダムの維持放流水を利用する発電所で、最大出力260キロワット。再生可能エネルギーの普及を目指す県が2009年から建設事業を進めてきた。事業費は3億2千万円。県営の水力発電所は9カ所目で、そのうち小水力発電は初。

式で平井伸治知事は「水をエネルギーに換えることは地球を守ることにつながる。水力発電で地域に貢献したい」とあいさつ。出席者がボタンを押して発電機を始動させた。また、地元の西伯小学校の児童たちが発電所を見学した。

賀祥ダムは1989年間完成した多目的ダム。治水、上水道用水に利用されている。

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