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2013/12/05

椛川ダムで小水力発電/本体に合わせ稼働予定 【四国新聞:2013/12/05】

香川県は4日、来年度から本体工事に着手予定の椛川ダム(香川県高松市塩江町)で、環境に優しいクリーンエネルギーとして注目される「小水力発電」に取り組む考えを明らかにした。着工から5~6年後の完成を見込むダム本体の供用開始に合わせ稼働させる予定で、国の固定価格買い取り制度を利用し四国電力に売電する。
同日の11月定例県議会環境建設委員会(有福哲二委員長)で、佐伯明浩氏(自民・観音寺)の質問に細谷芳照土木部長が答えた。
椛川ダムは、総貯水量1056万トンの多目的ダムとして計画しており、現在は県道と市道の付け替え工事が行われている。
小水力発電事業は、ダムの堤防の高さを利用。ダム上流から下流部にある利水放流設備に向けて取水管を引き、利水放流設備近くに設置する水車を回して発電する。最大出力は65キロワット、年間発電量は一般家庭100世帯分に相当する37万キロワット時を見込んでいる。
県河川砂防課によると、施設の整備費は概算で約9千万円。年間1千万円程度の売電収入が見込めるため、運用後10年で投資費用は回収できる見込みという。同課は「椛川ダムでの小水力発電を機に、再生可能エネルギーの導入促進に努めたい」としている。

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20131205000161

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