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2013/10/08

年内に小水力発電所 温泉熱計画/風力と太陽光は稼働−東伊豆町【伊豆新聞:2013/10/05】

東伊豆町が水力発電施設を整備する奈良本けやき公園横を流れる濁川 ■再生可能エネひとそろい

東伊豆町は本年度、同町奈良本の濁川に小水力発電施設を整備する。熱川温泉で温泉熱発電施設も計画している同町では、稼働済みの風力と太陽光と合わせて、主要な再生可能エネルギーの発電所がひとそろいすることになる。

整備箇所は奈良本けやき公園の横を流れる上流部。計画によると、公園上流から川の水を一部取り込み、落 差のある総延長約350メートルの配管を下って勢いをつけた水で羽根を回して発電する。発電能力は500ワット。電気は公園内の街灯などへの活用を検討し ている。総事業費は約530万円で、県から2分の1の補助を受ける。完成は年内を予定しており、教育や誘客にも活用していく。

同町は2003年度に県内自治体に先駆けて風力発電事業を始めたほか、公共施設への太陽光発電導入を積 極展開。本年度は小水力発電に加えて、全国の自治体で初となる温泉熱発電施設を伊豆熱川駅前足湯公園「熱川湯の華ぱぁーく」の源泉に整備する計画を進めて いる。2施設が稼働すれば、主要な再生可能エネルギーの発電所がそろい、県と共同で進めるまちづくり計画「エコリゾートタウン東伊豆」の前進につながると 期待している。

同町は「今後も新たな再生可能エネルギーが実用段階になれば、導入を検討したい」という。

水力発電は伝統的発電方式で、伊豆地区の天城山系にも過去に複数の発電所があった。同町では現在、東京電力子会社の東京発電が白田川で「白田川発電所」(1927年運転開始)を稼働している。

【写説】東伊豆町が水力発電施設を整備する奈良本けやき公園横を流れる濁川

http://izu-np.co.jp/shimoda/news/20131005iz1000000111000c.html

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