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2016/06/09

いろんな種類の「小水力発電技術」 環境省が効果を実証してほしい企業を募集【環境ビジネスオンライン】

2016年6月9日掲載
 環境省は平成28年度の環境技術実証事業、渓流や河川などの流量や落差を利用する100kW未満の中小水力発電技術を、6月21日(火)まで募集している。同事業で実証を行った技術には、環境省が効果を確認した環境技術として、ロゴマークが交付される。
 小水力発電分野の技術は、近年、発電機等の製造に多様な企業が参しており、エンドユーザーが安心して機器を使用するには、その性能を客観的な観点で実証しする必要がある。「環境技術実証事業」は、既に適用可能な段階にありながら、環境保全効果等についての客観的な評価が行われていないために普及が進んでいない先進的環境技術について、その効果を客観的に実証する事業だ。
 平成28年度の小水力発電分野での募集条件は下記の通り。

  100kW未満の小水力発電技術が対象

 募集する実証対象技術は、水の位置エネルギー等を活用し、渓流・河川部・排水路などの流量と落差を利用して小規模、小出力の発電を行う技術等で、おおむね出力100kW未満の発電技術。実証試験は国内で実施されること。
 なお、100kW以上の水車については電気学会電気規格調査会標準規格(JEC-4001)が適用されている。

 今年から実証費用は申請者負担

 同分野における実証は、3年間の国負担体制を経て、2016年度から手数料徴収体制となる。すなわち、対象技術の環境保全効果の測定等、試験に係る費用、実証対象製品の運搬、施工、撤去等について、実証申請者の負担で実施する。
 応募受付期間は6月21日(火)17:00まで。募集対象者は、同分野の技術開発を行う事業者。
 実証試験の概要や実証対象技術の応募方法に関する説明会は、6月10日(金)13:30から、大手町サンケイプラザにて開催される。

転載元URL

なお、応募にあたって説明会への参加は必須条件ではない。定員30名、参加費無料。
 また、技術の特徴や実証試験のスケジュール等の関係で、今回御応募した技術であっても、秋以降に実証試験が実施される場合もある。公募の執行団体は小水力開発支援協会。
 「中小水力発電技術分野」は、2013年度の環境技術実証事業から実施されてきた分野だ。普及が進んでいない先進的環境技術の効果等を実証することで、環境技術を実証する手法・体制の確立を図るとともに、環境技術の普及促進と、環境保全と環境産業の発展を目的としている。
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https://www.kankyo-business.jp/news/012768.php

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