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2016/03/31

加賀三湖発電所 運用開始 小松市、初の小水力発電 /石川【毎日新聞】

2016年3月31日
 小松市の木場潟へ流れ込む水路の高低差を利用し、水の流れでプロペラ水車を動かす「加賀三湖発電所」が同市千木野町で完成し、30日、運用を始めた。CO2の発生を抑える市内初の小水力発電所。北陸電力への売電で年間約2000万円の収益を見込み、施設の維持管理費や農業振興などに充てる。

 加賀三湖土地改良区が2014年7月から1億9900万円かけて整備した。最大出力は89キロワット、年間売電電力量は56万キロワット時を計画。発電所につながる水路上流の水槽との高低差19・7メートルを利用し、流れ落ちてきた水で発電機を回す仕組み。

 水路は「加賀三湖導水路」と呼ばれ、白山市鳥越地区の手取川水系大日川から取水。元々は加賀三湖地区で水田開発に必要な水を確保し、木場潟の水質も浄化させるために整備された。

 同土地改良区の和田慎司理事長(小松市長)は「小松は大日川によって水に恵まれている。その水を大切にして発電所を使いたい」と話した。【中津川甫】

http://mainichi.jp/articles/20160331/ddl/k17/020/278000c

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