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2015/03/27

新潟県湯沢町小水力発電事業への出資決定について【グリーンファイナンス推進機構】

一般社団法人グリーンファイナンス推進機構(代表理事:末吉竹二郎、以下機構)は、合同会社越後湯沢自然エネルギー開発(所在地:新潟県南魚沼郡 代表社員:林敏幸)の計画する新潟県湯沢町小水力発電事業に35百万の出資を決定致しましたのでお知らせします。
(同)越後湯沢自然エネルギー開発は、湯沢町商工会会長をはじめとしたメンバーと地元建設会社等が自然エネルギーを利用した発電及び電気の供給事業等を営むことを目的として設立した会社です。
本事業は、新潟県南魚沼郡湯沢町の一級河川信濃川水系魚野川左支毛渡沢に設置されている毛渡沢下流砂防ダムを利用した発電事業です。湯沢町商工会、地元企業、地域金融機関等が一体となり、小水力発電事業を中心として、町の活性化を目指します。
また、将来的に、小水力発電の売電収入の一部を利用して(仮称)「湯沢町こども基金」を地元のNPO法人(設立予定)に設置し、高校卒業後に専門学校や大学を目指す学生への給付型奨学金として進学を支援するとともに、地元企業に就職して地域経済の発展に寄与する人材を育成すること、また、湯沢町の小中学校へ書籍や学用品などを購入し寄付すること等の地域活性化を図ります。
新潟県の水力発電のポテンシャルは、全国でも高い水準である一方、200kW未満程度の小水力発電事業の取組事例は少ないことから、今回の取組みが新潟県の小水力発電事業の普及へつながると考えられます。
機構は、本事業への出資が地域の小水力発電事業への後押しとなり、小水力発電の促進や地域活性化に貢献できることに鑑み、出資決定致しました。

(説明)
① 本プロジェクトの SPC である越後湯沢水力発電㈱に、メインスポンサーである ( 同 ) 越後湯沢自然エ
ネルギー開発が 36 百万円、機構が 35 百万円、を出資します(融資は地域金融機関等で 150 百万円
を予定)。
② SPC は上記資金を利用し、㈱秀建コンサルタントが設計、地元建設会社である㈱森下組が小水力発
電所を建設します。
③ 稼働後は、 SPC が発電設備の維持・管理・保守を担い、発電電力は、東北電力へ売電します。

2. 出資意義
機構は、主に以下の点を評価し、本件への出資を決定致しました。
① 湯沢町商工会、地元企業、地域金融機関等が一体となり水力発電事業を中心として、町の活
性化を目指す取組であること。
② 将来的に、小水力発電の売電収入の一部を利用して(仮称)「湯沢町こども基金」を設置し、
学生への給付型奨学金としての支援、また、小中学校への書籍等の寄贈等、地域活性化を図
ること。
③ 二酸化炭素の排出の抑制・削減に寄与すること(本事業による CO2 削減効果は 501t-CO2/ 年
を想定)。
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お問い合わせ先
一般社団法人グリーンファイナンス推進機構 事業部
電話: 03-6257-3863 ・ 3864 ホームページ: http://greenfinance.jp/index.html
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