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2014/03/04

バリ島の棚田守る 富山市、小水力発電を支援【読売新聞】

富山市が「環境未来都市」構想の一環として進める「再生可能エネルギーを活用した農業活性化」プロジェクトが、インドネシア・バリ島のタバナン県で 展開されることが決まった。市は今月、プロジェクト協力の協定を同県と取り交わす。農業用水を活用した小水力発電施設の整備を支援し、伝統的な棚田の保全 にもつながることが期待される。

森雅志市長が3日、定例記者会見で発表した。

タバナン県はバリ島南西部にあり、人口約38万人。コメが主要作物で、1000年以上続く水利システムを使った棚田の景観が2012年、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された。

市によると、今年1月に市が同県で環境未来都市の取り組みをPRしたところ、県知事が同プロジェクトに興味を持ち、森市長に協力を求めたという。

プロジェクトでは、市と県内企業の支援により棚田の水路に小水力発電施設を整備し、精米機や草刈り機、耕運機などの農業機械に電力を供給。化学肥 料を使わない自然に優しい農業の技術提供も行う。現地の電力不足を解消するとともに、市にとっては環境未来都市の取り組みを海外にアピールできる機会にも なる。

森市長は県内の小水力発電施設メーカーなど関係企業と今月下旬、現地を訪問し、21日に協定書を取り交わす予定。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20140304-OYT8T00019.htm

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