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2018/08/16

新潟県、小水力発電所の更新設計業務を募集 出力は1.6~11MW【環境ビジネスオンライン】

2018年08月16日掲載
新潟県は8月21日まで、同県企業局が保有する水力発電所「胎内第一発電所(新潟県胎内市)」について、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を適用した全面改修を行うため、実施設計一式を行う事業者を募集する。
この「胎内第一発電所更新実施設計業務」は、概略設計により策定された基本構造などに対し詳細な設計を行い、工事実施に必要な資料を作成するもの。なお、固定価格買取制度については、既設導水路活用型区分(5,000kW以上、30,000kW未満)を適用する。
更新する発電所の概要と、実施する業務内容は下記の通り。
ダムの水路を利用した小水力発電所
水系河川名/流域面積:胎内川水系胎内川/59.1平方キロメートル
形式:ダム水路式水力発電所
運転開始:1962年10月
出力(最大/常時):11,000kW/1,600kW
使用水量(最大/常時): 8.0立方メートル毎秒(m3/s)/1.63立方メートル毎秒
有効落差(最大/常時):161.70メートル/167.80メートル
水車型式:立軸単輪単流渦巻フランシス
水車最大出力/台数 :11,850kW/1台
更新対象とする設備の範囲は、ダムと導水路を除く発電所一式とし、具体的には主要機器その他電気機械設備(受変電設備を含む)、水圧鉄管(発電所内または近傍までの一部)、建屋、基礎・放水路などで、既存設備の撤去を含むものとする。
そのほかの業務としては、発電所建屋建材や設備における石綿・PCBの含有有無についての目視による現地調査や、建築意匠や設備設計、法令等手続きと協議資料の作成などを行う。
なお、設計する発電所設備や業務内容の詳細は、ウェブサイトからダウンロードできる業務説明書や仕様書で確認できる。
応募できる事業者は、新潟県内に主たる営業所があり、同県の2018・2019年度入札参加資格者名簿に「電力土木」「河川、砂防及び海岸・海洋」「一級建築設計」の部門で登載されている必要がある。そのほか、参加者や配置予定技術者の保有資格、専門技術力専任制などは業務説明書に設けられた要件を満たしていることが必要だ。
業務の履行期間は、業務を締結した日から2019年3月下旬。参加表明書の提出締め切りは、8月21日12時まで。 技術提案書の提出は9月7日12時(予定)まで。どちらも郵送か持参で提出する。

https://www.kankyo-business.jp/news/020962.php

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