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2015/09/04

九州電力グループの西技工業、鹿児島・姶良市で小水力が運開【電気新聞】

2015/09/04
 九州電力グループの西技工業(福岡市、井上和敏社長)が鹿児島県姶良市に建設していた、小水力の龍門滝発電所(最大出力約150キロワット)がこのほど竣工した。姶良市が所有する既設の農業用水路から取水し、約50メートルの落差を利用して発電を行う。年間約110万キロワット時の発電量を見込んでおり、全量をFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)を用いて、九州電力に売電する。
 昨年7月から本体工事に着手していた。2日には現地で竣工式が行われ、井上社長、笹山義弘・姶良市長らが発電所の安定運転を祈願した。今年6月に運転を開始。発電所は、姶良市の観光名所として知られる「龍門滝」付近に設置された。
 同社は水力発電所の水路保守や河川の流量調査、土木建築設備の巡視点検、工事などを行っている。国産エネルギーの有効活用や地球温暖化対策の観点から、小水力発電事業を積極的に手掛けていく方針で、今回はその第1弾となる。

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